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コンブ加工に工業用化学品、高雄で摘発


ニュース 農林水産 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056039

コンブ加工に工業用化学品、高雄で摘発

 高雄地方法院検察署は、高雄市鳳山区の食品業者「佳君蔬果行」がコンブの加工に工業用のアンモニウムミョウバンと炭酸水素アンモニウムを使用しているのを今月18日に摘発したと発表した。毎月36トンが高雄市内に出荷されており、過去10年間に少なくとも4,000トンが出荷されたとみられる。24日付自由時報が伝えた。


検察によると、容疑者夫婦は、自宅用のコンブを工業用添加物に浸す時間は短くし、出荷用コンブは半日以上浸けていた(23日=中央社)

 これらの工業用添加物は、コンブの加工に要する時間を短縮するために使用されていた。経営者夫婦は事情聴取に対し、工業用添加物を使用した事実を認めているという。

 検察は食品安全衛生管理法違反の疑いで裁判所に経営者夫婦の勾留請求を行ったが、既に容疑を認めているとして認められなかった。

 検察は18日の捜索で経営者夫婦の住居から炭酸水素アンモニウム53キログラムと加工済みのコンブを押収。19日には同市大樹区内の工場から工業用添加物600キログラムと加工中のコンブ(容器40本分)を押収した。