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台中BRT廃止、バス専用レーンに変更


ニュース 運輸 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056040

台中BRT廃止、バス専用レーンに変更

 林佳龍台中市長は23日、昨年7月に運行を開始したばかりの同市のバス高速輸送システム(BRT)藍線(台湾鉄路・台中駅〜静宜大学、17.2キロメートル)を、7月8日からは現行の連結バスに加え、11路線のバスも乗り入れ可能なバス専用レーンに変更すると発表した。林台中市長はかねてより、沿線で渋滞や事故率の上昇が見られるとして、運行体制の見直しが必要だとの認識を示していた。24日付蘋果日報が報じた。


林市長は、BRT藍線は建設、運営ともに失敗と話した(23日=中央社)

 林市長は、BRT藍線には道路の独占的使用権がなく、運行管理センターは車両、バス停との3者通話ができないため、そもそもBRTと言えないと指摘。バス専用レーン化で節約できる280億台湾元(約1,100億円)を台中市の交通改善に充てると話した。

 台中市政府交通局の王義川局長は、現在BRT専用レーンを運行している連結バス(1日420本)の路線番号を300番台に改めると説明。新たに乗り入れ可能となる11路線(580本)を合わせれば、1,000本運行のバス専用レーンが誕生すると語った。これにより、運転間隔は現在の平均5分から2分に短縮する。