ニュース 金融 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056041
保険安定基金は23日、公的管理下にあった中堅生保会社、国宝人寿保険(グローバル・ライフ・インシュアランス)と幸福人寿保険(シングフォー・ライフ・インシュアランス)の売却入札で、生命保険大手の国泰人寿保険(キャセイライフ)が落札者に決まったと発表した。落札額は市場予想を大幅に下回る303億台湾元(約1,150億円)だった。24日付経済日報などが報じた。
問題のある金融機関を政府が支援するのはおかしいと抗議活動が繰り広げられた(23日=中央社)
落札額は当初600億元前後が予想されていた。しかし、金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員は、今後の経済環境が利上げ方向に向かう中、最低制限価格を引き下げるべきだと主張し、最終的に303億元での落札が決まった。
2社の資産80億元を差し引くと、国泰人寿による実質的な負担額は223億元となる。
保険安定基金の蔡康総経理は、国泰人寿が国宝人寿、幸福人寿の従業員の50%以上を継続雇用することが基本条件になると説明した。
来年から施行される改正保険法では、保険会社に損失が発生した場合、早期に監督機関が是正措置を下す体制が整い、純資産がマイナスに転落する前に経営再建を図る。金管会は「今後は問題保険会社の処理に公的資金を投入する必要はなくなる」と説明した。
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