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国泰世華銀、台湾初の「赤道原則」署名


ニュース 金融 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056042

国泰世華銀、台湾初の「赤道原則」署名

 国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)は23日、社会正義や環境保護の観点に基づく金融機関の自主評価基準、「赤道原則(エクエーター原則)」を採択することで正式に署名したと発表した。台湾の銀行による赤道原則への署名は初めて。アジアでも6行目だ。24日付経済日報が報じた。

 一連の食用油問題など企業が社会の信頼を裏切る事件が相次いだ昨年、台湾の銀行業界では取引先企業の信用リスクをより重視する機運が高まり、第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)や富邦金融控股が赤道原則の採択を決めた。ただ、両行は同原則を「参考」とするもので正式な署名は行っていない。

 正式な署名を行った国泰世華銀は今後、厳格なデューデリジェンス(資産査定)や環境への影響が大きい融資プロジェクトや融資先企業に対し、計画的な監督体制を構築することなどによって、不良企業と関わるリスクを低減する努力を図ることが要求される。