ニュース 商業・サービス 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056044
経済部統計処が23日発表した2月の商業売上高は、前年同月比0.9%増の1兆548億台湾元(約4兆円)で2月としては過去2番目に高い数値だった。また、1~2月累計では2兆2,859億元で、同期の過去最高となった。2月は春節(旧正月)連休の小売業や飲食業の消費需要がけん引した。24日付工商時報などが報じた。
小売業の2月売上高は3,298億元(前年同月比10.7%増)で、中でも総合商品小売業は百貨店などの業績が好調で同23.4%増の1,006億元となった。また、量販店も同61.5%増の187億元と、2010年3月以降の最高となった。
飲食業の2月売上高は385億元(前年同月比10.7%増)で、全体の9割近くを占めるレストラン業が前年同月比11.7%増の335億元と同月の過去最高を記録した。航空会社の国際線での飲食需要や、春節用料理の売れ行きも好調だった。
卸売業の2月売上高は6,865億元(前年同月比3.7%減)で、中でも化学品が輸出落ち込みにより9.3%減の283億元にとどまった。
3月の商業売上高の見通しについて経済部統計処の楊貴顕副処長は、失業率低下や賃金上昇を背景に小売業や飲食業はプラス成長を維持するが、卸売業は鉄鋼価格や原油価格の動向が変数になるとして、1%以下の小幅成長にとどまるとの見通しを示した。
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