ニュース 機械 作成日:2015年3月24日_記事番号:T00056048
工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)は23日、歯切り工具技術を保有する陸聯精密(ルーレン精密)の株式41.93%を同社大株主の巨擘科技(プリンコ)より取得したと発表した。買収額は1億台湾元(約3億8,000万円)以上とみられる。ハイウィンの卓永財董事長は「当社ロボットの製造技術において、パズルの最後のピースが埋まった」と強調し、同事業の競争力向上に大きな貢献が見込めると語った。24日付工商時報が報じた。
卓董事長は、陸聯への出資で高精度歯車などを強化できると語った(23日=中央社)
卓董事長によると、陸聯は政府が歯車産業の振興を目的に、工業技術研究院(工研院)機械・系統研究所を通じて関連メーカー6社の共同出資で1994年に設立された。歯切り工具、工作機械、紡糸ポンプを主力製品とし、欧米、日本からの受注が中心となっている。昨年の売上高は5億8,000万元で小幅赤字となった。
なお陸聯は4月に開催する株主総会で役員の改選を行い、ハイウィンの卓董事長が同社董事長を兼任する見通しだ。その後ハイウィンは、陸聯が実施する現金増資に応じ、持ち株比率を50%以上に高める方針だ。
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