ニュース 電子 作成日:2015年3月25日_記事番号:T00056082
国家実験研究院(国研院)は24日、運動、環境、生体などに関する複数のセンサーを1つのチップに統合する技術を発表。製造工程を大幅に簡素化する他、消費電力も抑えることを可能にしたという。今後、ウエアラブル(装着型)端末の普及が予想される中、搭載センサーのさらなる小型化、多機能化が進むとみられることから大きな商機が見込めそうだ。25日付工商時報が報じた。
新技術を採用したチップは米粒半分ほどの小ささだ(国研院リリースより)
国研院によると、今回発表した技術は台湾で独自に開発されたもので、台湾域内の8インチウエハー工場の標準製造プロセス、設計、テスティング(検査)技術などを統合し、従来製品に比べサイズを約50%縮小した。価格もチップ1個当たり1米ドルと、現行製品の3分の1に抑えられる見通しだ。
今後、域内のIC設計、ファウンドリー、パッケージング(封止)・テスティング業者と共同でさらに開発を進める予定で、既に宏達国際電子(HTC)、宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)といった台湾の大手ブランドも興味を示しているとされ、来年中旬にも商品化が見込まれている。
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