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給水制限で減産、GDP成長率3%以下も


ニュース その他分野 作成日:2015年3月26日_記事番号:T00056096

給水制限で減産、GDP成長率3%以下も

 元大宝華綜合経済研究院は25日、深刻な水不足を受け、給水制限が各地で実施されていることについて、▽電子部品▽基本金属▽化学材料▽石油化学▽紡織▽製紙──の6大産業で第2四半期に20%の減産を余儀なくされた場合、今年の域内総生産(GDP)成長率は2.835%と、3%を下回る可能性があると予測した。同社は同日、今年のGDP成長率予測を3.66%へと昨年末時点の予測3.45%から0.21ポイント上方修正した。26日付工商時報などが報じた。

 また、5%の減産の場合は、GDP成長率を0.2ポイント押し下げると予測した。6大産業は全産業の16.7%を占め、そのうち電子部品産業の割合が最も高い。

 なお、桃園市、新北市(板新、林口地区)では4月1日から「5日給水2日断水」の第3段階給水制限が実施される予定だ。楊偉甫・経済部常務次長は同日の立法院の答弁で、苗栗県に水を供給している永和山ダムの水不足が今後も続けば、同県でも第3段階給水制限が実施される可能性があると語った。最悪の場合、「2日給水2日断水」もあり得る。