ニュース 電子 作成日:2015年3月26日_記事番号:T00056108
中国の聯想集団(レノボ)はこのほど、ジャンフランコ・ランチ営運長(COO)が4月1日付でグループ総裁に就任すると発表した。同氏はかつて宏碁(エイサー)で執行長(CEO)を務めた際、「レノボキラー」と呼ばれたが、今回はかつての最大のライバル企業で経営トップに上り詰めた形だ。26日付経済日報が報じた。
中国メディアの報道によると、ランチ氏はレノボ総裁に就任後、COOとしての職務を継続する他、パソコン事業と企業向け事業を主導する予定だ。一方、現在CEO、総裁職を兼任する楊元慶董事長は今後、インターネットサービス事業および企業合併事業に注力する方針とされる。
なおノートPCの自社生産率を引き上げたいレノボは、台湾のノートPC受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)と合弁で中国・安徽省合肥市に設立した聯宝(合肥)電子科技(LCFC)について、早ければ2017年に合弁関係を解消したい考えとされ、コンパルが業績に打撃を受けるとの見方が出ている。
しかし証券会社によると、現時点で両社の関係は緊密な状況にあり、ランチ氏がレノボ総裁に就任してもその関係に変化はないと指摘している。
なおコンパルはランチ氏の総裁就任についてコメントを控えている。
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