ニュース 電子 作成日:2015年3月26日_記事番号:T00056110
タッチパネル大手、洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)の白志強董事長は25日、自由時報とのインタビューで業界の現状について「牧東光電が撤退し、勝華科技(ウィンテック)が会社更生手続きを申請して以降も供給過剰圧力が改善されていない」と指摘した。さらに「中国メーカーが値下げを継続している他、新たな競争相手となっている液晶パネルメーカーがインセル型およびオンセル型技術の成熟により勢力を拡大する中、業界のサバイバルレースはいまだ終結していない」と語った。26日付自由時報が報じた。
白董事長は、中国メーカーの値下げは合理的な範囲を超え、材料コストも負担できない水準となっているため、追随することは不可能だと強調。OGS(ワンガラスソリューション)製品の価格は過去1年間で20%以上下落して現在1インチ当たり2米ドル以下まで落ち込み、タッチパネルモジュールの価格も10〜15%下落したという。
今年は中国政府による補助が打ち切りとなり、モジュール価格の下落が鈍化するとみられるが、全体的には値下がり傾向が続くと白董事長は予測している。
なお洋華光電の同日発表によると、同社は昨年、18億1,300万台湾元(約69億円)の純損失を計上した。
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