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馬総統、任期残り1年の目標3点表明


ニュース 政治 作成日:2015年3月27日_記事番号:T00056120

馬総統、任期残り1年の目標3点表明

 馬英九総統は26日、旺旺中時媒体集団のインタビューに応じ、残り1年余りの任期中に成し遂げたいこととして、▽中台物品貿易協定の交渉妥結▽中台間の窓口機関である、台湾の海峡交流基金会(海基会)と中国の海峡両岸関係協会(海協会)の事務所相互設置▽環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉への参加──の3点を挙げた。27日付工商時報が報じた。


馬総統(後中)は、中台物品貿易協定と中台サービス貿易協定の両方が発効してこそECFAは意義を持つと述べた(26日=中央社)

 馬総統は、海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)の後続協定のうち、特に重要な中台物品貿易協定はいまだ妥結しておらず、交渉には難しい点がいくつかあると指摘。中台物品貿易協定は中台関係を発展させ、地域経済統合に参加する上で重要な鍵を握るため、任期中に妥結させたいと語った。

 事務所相互設置については、間もなく中国側との協議がまとまると明かし、実現すれば中台関係の安定に大きく寄与すると指摘した。

 また、TPP、RCEP交渉参加国・地域は台湾の輸出先の70%を占めると指摘し、台湾は引き下がるわけにはいかないと語った。任期中に交渉参加を果たせなくとも、次期総統のために参加に向けた地ならしをしておきたいと表明した。