ニュース 電子 作成日:2015年3月27日_記事番号:T00056134
台湾で昨年始まった第4世代移動通信(4G)サービスで通信速度競争が再燃している。通信キャリア3社は昨年の約100メガビット毎秒(Mbps)から今年150~200Mbpsを目指す。27日付工商時報が報じた。
最大手の中華電信は昨年末、業界で初めて2G免許を自主的に返納し、2Gサービスの900メガヘルツ(MHz)帯周波数の割り当ておよび設備を4Gに振り向けることを国家通訊伝播委員会(NCC)に申請し、認可された。これにより、同社のLTEサービスの「カテゴリー4」対応携帯電話の通信速度は140Mbpsに、「カテゴリー6」対応機種は180Mbpsに上昇する。
遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)も先日2G免許を返納し、そのうち8.7MHzの帯域幅を4Gの1,800MHz帯で使用する。同社は2つの周波数を同時利用できるキャリアアグリゲーション(CA)技術の導入を計画しており、700MHz帯の10MHz幅と合わせることで帯域幅は23.7MHzまで増加し、最大150Mbpsの通信速度が提供できるようになる。
台湾大哥大(台湾モバイル)の鄭俊卿総経理は26日、遠伝が1,800MHz帯の割り当て分を返納後、台湾モバイルの1,800MHz帯は10MHz幅に増加すると語った。連続した20MHz幅を有する700MHz帯と合わせ、合計30MHz幅となり、来月には通信速度が最大200Mbpsに達する見通しだ。なお、2G免許については、期限の2018年6月より前に返納するつもりだが、タイムスケジュールはないと説明した。
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