ニュース 電子 作成日:2015年3月27日_記事番号:T00056140
ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は26日、最近の米ドル高傾向が欧州市場や新興市場の購買力に影響を及ぼしており、半導体の需要に悪影響を及ぼしているとの見方を示した。その上で世界ファウンドリー産業の今年の成長率について、従来予測の12%から若干、下方修正することになると表明した。27日付経済日報が報じた。
ただTSMCは「当社の成長は業界全体の成長や自社の継続的なシェア拡大に支えられている他、収入を米ドル計算としているため、現在のドル高傾向は売上高にプラス材料として働く」と説明。「当社の成長率は業界平均を上回る」と強調した。
なお投資情報誌バロンズはこのほど、TSMCの顧客が発注先を同社から他のファウンドリーに切り替えている、またTSMCは16ナノメートル製造プロセスの量産開始を第2四半期に前倒しし、さらに価格を引き下げてアップルの次世代プロセッサー「A9」の受注増を目指しているとの観測を伝えている。
しかし、これらについてTSMCは「根拠のないうわさにすぎない」と強く否定した。
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