ニュース 建設 作成日:2015年3月30日_記事番号:T00056160
柯文哲台北市長は27日、台北文化体育園区(通称・台北ドーム)建設工事による影響で、工事現場に隣接する松山たばこ工場跡(市指定古跡)の煙突が傾いたとして、事業者の遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)に工事中止を命じる可能性があると述べた。遠雄側は同日午後、市側との緊急協議で、現時点で工事を中止すれば、構造上危険があると説明し、工事中止には難色を示した。このため、市側は環境影響評価法に基づき、遠雄に150万台湾元(約570万円)の罰金処分を下すとともに、1週間以内に補強計画を提出するよう求めた。28日付蘋果日報が伝えた。
傾いた煙突。歴史専門家や環境団体は、遠雄に工事中止を求めている(27日=中央社)
台北市政府文化局の調査によると、松山たばこ工場跡では昨年4月、たばこ工場棟、事務棟の亀裂のほか、煙突が傾いているのが発見された。台北ドーム工事で地下を掘削したことが原因とみられる。
市側は昨年6月、遠雄に工事中断と修復を求め、遠雄は補強措置を講じたと説明しているが、亀裂や傾きがさらに広がっていた。煙突では新たに幅3センチのひびも見つかった。
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