ニュース 電子 作成日:2015年3月30日_記事番号:T00056169
聯発科技(メディアテック)傘下のIC設計大手、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)が今月末、従業員に対し10〜30%の大幅な昇給を実施するもようだ。中国の半導体業界からの引き抜きを防ぎたいとの意図があるとみられる。30日付経済日報が報じた。
中国が自国内に半導体産業チェーンの育成を目指す中、展訊通信(スプレッドトラム)や深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)といった同国のIC設計大手が好条件で台湾から人材の引き抜きを図っているという情報が伝えられており、中には小規模なIC設計会社が従業員の3分の1を引き抜かれ、企業運営が危うくなったケースもあるという。
こうした中、Mスターは親会社のメディアテック並みに給与水準を引き上げ、従業員の引き留めおよび新たな人材の獲得を図っている。
また業界ではシリコンIP(知的財産)プロバイダー、力旺電子(イーメモリー・テクノロジー)も今年、最高で30%以上の賃上げを実施する方針とされる他、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)なども昨年末より、構造的な給与調整を進めている。
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