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上海市の最低賃金11%上昇、7年で台湾に迫る勢い


ニュース その他分野 作成日:2015年3月31日_記事番号:T00056180

上海市の最低賃金11%上昇、7年で台湾に迫る勢い

 上海市政府が30日、4月1日から最低賃金を月額11%引き上げると発表し、もしこのまま毎年10%以上上昇すれば、7年後には台湾の現在の最低賃金に迫ることとなる。31日付経済日報が報じた。

 上海市は4月から最低賃金を月給2,020人民元(約3万9,000円)に200人民元引き上げ、時給は18人民元に1人民元引き上げる。台湾も7月から月給2万8台湾元(約7万7,000円)に735台湾元(3.81%)引き上げ、時給は120台湾元に5台湾元引き上げるが、上海市の最低賃金は台湾の月給の50%、時給の75%に相当する。なお、2011年の最低賃金は上海市が約6,400台湾元で台湾の1万7,880台湾元の35%にすぎなかった。

 台湾の労働部は30日、給与水準は現地の経済発展状況を反映しており、各国・地域で状況が異なるため、台湾は最低賃金の大幅引き上げに倣う考えはないと表明した。