ニュース 電子 作成日:2015年3月31日_記事番号:T00056192
ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が30日発表した2014年第4四半期純利益は54億1,000万台湾元(約210億円)で前期比14.3%増、前年同期比1.4%減だった。為替差益が35億4,300万元と前期の2.9倍に増えたことが貢献した。31日付経済日報が報じた。
昨年第4四半期連結売上高は前期比3%増、前年同期比7.3%減の2,516億5,000万元だった。営業費用は83億3,200万元と前期比13%増え、営業利益率は1.26%と0.23ポイント下落した。
クアンタは、顧客の新製品の研究開発(R&D)や販売管理費が増加したことが主因で、特に生産ラインの従業員を増やしたことで人件費が上昇したと説明した。新製品とは、受託生産を手掛けるアップルの腕時計型ウエアラブル(装着型)端末、「アップルウオッチ」を指すとみられ、良品率が低いとの観測が浮上しているが、同社は直接のコメントを避け、今年第1四半期の営業利益率は上昇に転じるとの予測を示した。
クアンタの関係者はアップルウオッチの生産について「本当に難しい」と明かした。ただ、最近良品率が上がり、今月大量出荷に入ったため、第1四半期の業績に期待が持てると語った。
同社の昨年の連結売上高は9,263億2,100万元で前年比5.2%増、純利益は188億8,400万元で1.4%増だった。
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