ニュース 金融 作成日:2015年4月1日_記事番号:T00056208
生命保険各社の2014年決算が出そろい、各社が金融資産の含み益を計上する中、業界大手の富邦人寿保険が公開市場が存在せず、活発な売買がなされない金融資産を計上する「非活発市場」の項目に665億台湾元(約2,500億円)の含み損を計上した。これについて富邦人寿は、会計監査を担当したKPMG(安侯建業聯合会計師事務所)による記載ミスが原因で、正しくは90億7,000万元の含み益だったとし、速やかに訂正することを明らかにした。1日付工商時報が伝えた。
富邦人寿は2010年にING安泰人寿を買収する過程で、大量の債券資産を引き継いだ上、近年も債券の買い替えなどで債券投資を積極化させていた。13年末には債券暴落で帳簿上は700億元を超える含み益が蒸発したが、昨年債券価格は回復に転じていた。
富邦人寿は昨年、業界で最高となる純利益353億6,700万元を計上した。
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