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コショウに工業用炭酸マグネシウム、業者摘発


ニュース 食品 作成日:2015年4月1日_記事番号:T00056218

コショウに工業用炭酸マグネシウム、業者摘発

 工業用の炭酸マグネシウムをコショウなど調味料の原料として卸していたとして、彰化地方法院検察署は30日、台中市の誼興貿易と出荷先の業者2社を食品安全衛生管理法違反などの疑いで摘発した。


問題のコショウ製品。各地の衛生局が販売店などへ立ち入り検査した(31日=中央社)

 調べによると、誼興貿易は2003年から食品への使用が禁じられている工業用の炭酸マグネシウムを進興製粉、進興行製粉廠、澄清製粉の3社(いずれも彰化県)に販売し、3社は乾燥剤などの用途でコショウ粉末、五香粉、トウガラシ粉、カレー粉などに添加していた。

 1日付蘋果日報によると、問題の商品は台湾全土207カ所の食品業者を通じ、飲食店や消費者向けに出荷され、81トンが消費されていた。

 今回誼興貿易と共に摘発された進興製粉、進興行製粉廠は既に地元衛生局から18万台湾元(約70万円)の罰金処分を受けている。ただ、澄清製粉は衛生局による検査前に生産を中止していたため、処分は受けなかった。

 誼興貿易から炭酸マグネシウムを購入していた3社は「誼興貿易から食用可という英文の検査証明書の提示を受け、誤って使用した」と主張している。