ニュース 電子 作成日:2015年4月1日_記事番号:T00056222
タッチパネル最大手、宸鴻集団(TPKホールディング)は31日、海外預託証券(GDR)および海外無担保転換社債(ECB)発行による資金調達手続きが完了し、調達額は3億8,400万米ドルとなったと発表した。タッチパネル産業の低迷が伝えられる中、TPKが過去2年間で最大規模の資金調達を実施したことに対し業界では、同社がアップルから圧力センサーを受注したためとの見方が出ている。1日付経済日報が報じた。
観測によると、TPKはアップルから次世代スマートフォン「iPhone6s」および、大画面タブレット端末「iPad Pro」向け圧力センサーを受注し、これに応じて関連する生産ラインの拡充を図るため資金調達を行ったとみられる。
かつてTPKにとってアップルは売上高の40%以上を占める主要顧客だったが、「iPhone5」でタッチパネルがインセル式に変更されたことに伴い失注。さらにタッチパネル搭載ノートパソコンの販売が予想されたほど伸びなかったことから、TPKは利益が大幅に縮小していた。アップルからの再受注が事実とすれば、下半期から業績改善が期待できそうだ。
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