ニュース 社会 作成日:2015年4月2日_記事番号:T00056232
米海軍のFA18C戦闘攻撃機(ホーネット)2機が1日午後1時19分、台南空軍基地(軍民共用空港)に緊急着陸した。
台南空軍基地。米国在台協会(AIT)は、緊急着陸を受け入れた台湾当局に感謝の意を示した(1日=中央社)
2機は沖縄からフィリピン方面に向かっていたが、うち1機がエンジン故障を起こし、緊急信号を発信。交通部民用航空局に着陸許可を求めたもので、機体と乗組員はいずれも無事だった。緊急着陸に当たっては、台湾空軍の戦闘機が誘導に当たった。
米軍機が外交関係のない台湾に着陸するのは異例で、2009年の「88水害」時にヘリコプターなどが人道支援目的で飛来した以外では、28年ぶりのことだ。
米軍は2日にも岩国基地(山口県)からC130輸送機で部品と修理要員を台湾に派遣する予定で、2機は3日にも沖縄に戻る予定だ。
政界からは、今回の緊急着陸が良好な米台関係を物語るものだとの指摘が相次いだ。
林郁方立法委員(国民党)は「米軍の精密戦闘機が初めて台湾に着陸したのは、米国の台湾に対する信頼を物語るものだ」と述べた。
邱志偉立法委員(民進党)は「それほど緊急事態というわけでもないのに台湾を着陸先に選んだのは、米台(米華)相互防衛条約の廃止後も双方に一定の協力関係が存在し、台湾が米国にとって第一列島線(台湾や沖縄を含む中国の防衛ライン)で重要な盟邦であることを示している」と指摘した。
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