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茨城県産のカバヤ食品チョコ、新たに2品目輸入発覚


ニュース 食品 作成日:2015年4月2日_記事番号:T00056240

茨城県産のカバヤ食品チョコ、新たに2品目輸入発覚

 福島第一原子力発電所の事故後に輸入が禁止された、茨城県で生産されたカバヤ食品(本社・岡山市北区、野津喬社長)のチョコレート菓子3品目を輸入した旺陞貿易(台北市北投区)に対し、士林地方法院検察署(地検)が1日家宅捜索したところ、同じく茨城県産のカバヤ食品チョコレート菓子2品目を新たに発見した。士林地検は、衛福部食品薬物管理署(TFDA)に同商品の撤去を販売業者に命じるよう要請した。2日付中国時報などが報じた。

 今回新たに輸入が見つかった食品は「さくさくぱんだ ファミリーパック ハロウィン」と「さくさくぱんだファミリーパック」。旺陞貿易は規定期間内に当局へ通報しなかったため、食品安全衛生管理法違反で1品目当たり最大300万台湾元(約1,150万円)の罰金が科される見通しだ。

 これに先立ち、旺陞貿易が輸入した「プチプリンチョコ」、「さくさくぱんだキャラメル ファミリーパック」、「カレーム クアトロ」は、中国語ラベルの生産地が岡山市となっており、ラベルを改ざんした生産地偽装の疑いが持たれていた。士林地検は旺陞貿易の責任者である陳万旺氏と従業員2人を取り調べ、陳氏は保釈金5万元で保釈され、従業員2人は聴取後帰宅を許された。

 陳氏は、同社は日本からの輸入を数十年手掛けており、「さくさくぱんだ」シリーズの商品の安全性も岡山市に行って確かめたと説明。ラベルは全て日本語の表示通りに翻訳したと述べ、輸入した商品に茨城県産の食品が混ざっているとは知らなかったと弁明した。