ニュース 電子 作成日:2015年4月2日_記事番号:T00056248
中国の投資ファンド、金沙江集団が3月31日、蘭フィリップス傘下の発光ダイオード(LED)メーカー、フィリップス・ルミレッズ・ライティングに80.1%を出資して買収すると発表したことを受け、台湾LED業界は今後ルミレッズからの受注を失うとの懸念が出ている。2日付経済日報が報じた。
金沙江集団は▽晶能光電(エピタキシャルウエハー)▽北京太時芯光科技(同)▽易美芯光科技(パッケージング)▽大連三維伝熱技術(LED照明・散熱)▽上舜照明(LED照明)──などの中国LED関連メーカーに出資しており、これらの企業が今後ルミレッズから受注を得るとみられる。ルミレッズを顧客としている台湾の晶元光電(エピスター)は1日、株価がストップ安となった。
ルミレッズは金沙江集団からの買収に当たり、フィリップスからLED特許600項目と自動車用LED照明事業を引き継ぐことが決まっており、特に台湾企業への影響が大きいとの観測がある。
ただ、特許の移転と製品導入に必要な時間から、少なくとも今後2年間は急な影響が出ることはないとの見方も出ている。金沙江集団傘下のLEDメーカーは依然規模が小さく、海外企業を合併する難しさもあり、関係者はどの時点で合併効果が出るかは観察が必要と指摘した。
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