ニュース その他分野 作成日:2015年4月7日_記事番号:T00056259
中台物品貿易協定の第10回交渉が2日終了したものの、液晶パネル、石油化学、工作機械、自動車産業の関税引き下げに関し進展はなかった。台湾は、韓国が中国と2月に仮署名した自由貿易協定(FTA)を上回る好条件を引き出したい考えだが、なかなか折り合いがつかないようだ。3日付経済日報が報じた。
卓士昭経済部次長は1日、国貿局が2日にメディア向けに進捗(しんちょく)状況を説明するとして、「密室協定」との懸念を否定した(中央社)
経済部国際貿易局(国貿局)の楊珍妮局長は、通関、検疫、原産地証明の簡素化については合意に達し、今後、中国向け輸出でスピート通関が可能になると指摘した。また、貿易救済措置(アンチダンピング関税・補助金相殺関税)についても、世界貿易機関(WTO)の枠組みに従うことで認識が一致した。
台湾は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)アーリーハーベスト(関税の早期引き下げ品目)調印によって、中国向け輸出500品目以上でゼロ関税を勝ち取ったが、企業から煩雑な通関プロセスが足かせだと不満が出ていた。こうした貿易障壁の撤廃が今回の交渉成果だ。
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