ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

古雷の台湾系PXプラント、爆発事故


ニュース 石油・化学 作成日:2015年4月7日_記事番号:T00056268

古雷の台湾系PXプラント、爆発事故

 中国・福建省漳州市の古雷港経済開発区にある台湾系のパラキシレン(PX)プラントで6日午後7時ごろ、爆発炎上事故があった。作業員は全員が避難したが、2人が重傷、12人が軽傷を負った。7日付工商時報が伝えた。


警察と消防430人以上が出動した(6日=中央社)

 爆発があったのは、台湾・東帝士(Tuntex)集団元総裁の陳由豪氏が経営する翔鷺騰龍集団のPXプラント。爆発当時、現場では夜空を照らす勢いで火の手が上がり、濃煙が立ち込めた。

 同プラントでは2013年7月にも配管部分で爆発が起きている。相次ぐ事故発生で台湾石化業界の現地進出にも影響が懸念される。

 同プラントは翔鷺騰龍集団が137億8,000万人民元(約2,700億円)を投資して建設された。当初はアモイ市内での建設が計画されていたが、環境への影響を懸念する地元住民による建設反対運動が起き、07年6月に工事を中断。建設先を古雷に変更した経緯がある。