ニュース 電子 作成日:2015年4月7日_記事番号:T00056277
中国のIC設計大手、展訊通信(スプレッドトラム)が2日、5モードをサポートする第4世代(4G)移動通信規格対応チップ「SC9830」、および3G対応チップ「SC7731G」を発表した。両チップは100米ドル以下のスマートフォン入門機種市場をターゲットとしており、同市場最大手の聯発科技(メディアテック)からシェア奪取を狙うとみられる。3日付工商時報が報じた。
メディアテックに対する対決姿勢を鮮明にするスプレッドトラムは、今回の発表会で、メディアテックの既存顧客のうち、聯想集団(レノボ)、酷派(クールパッド)、天語(K-Touch)、インドのマイクロマックスが自社の新チップに乗り換えたと表明。さらにメディアテックと長期にわたり提携を結んでいる中国の電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング)の王堅技術長がステージ上で祝辞を述べた。
クアルコムが中国における独禁法違反問題を解決し、同国4G市場での展開を強化する一方で、スプレッドトラムから挑戦状をたたきつけられた格好のメディアテックは今後、前後に敵を抱える厳しい局面を迎えると工商時報は指摘している。
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