ニュース 石油・化学 作成日:2015年4月8日_記事番号:T00056298
中国・福建省漳州市の古雷港経済開発区で6日夜に起きた翔鷺騰龍集団のパラキシレン(PX)プラントの爆発事故で、生産停止となった同社のPX、およびPXを原料とする高純度テレフタル酸(PTA)ラインの復旧には半年以上かかるとの見方から、アジアPX現物(スポット)価格は7日、1トン当たり860米ドルへと30米ドル(3.6%)上昇した。鄭州商品取引所(河南省)のPTA先物価格も同日、大幅に上昇した。8日付工商時報などが報じた。
7日午後4時ごろに火は消し止められたが、午後8時ごろ別のタンクに着火し、再燃した(7日=中央社)
爆発事故が起きた翔鷺騰龍集団のPXプラントは年産能力160万トンで、中国全体の生産能力の7〜8%を占める。一方、同社のPTAラインは年産能力450万トン。
アナリストは、翔鷺騰龍集団の生産停止に伴う供給減少、および韓国Sオイル社が年次補修中であることから、アジア市場におけるPXの供給過剰が緩和し、短期的にPX、PTA価格が上昇すると予測した。
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