ニュース 電子 作成日:2015年4月8日_記事番号:T00056301
スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)が7日発表した自社決算によると、今年第1四半期の売上高は415億2,000万台湾元(約1,600億円)で前年同期比25%の増収となったが、本業でのもうけを示す営業利益はわずか2,000万元で、外資系証券各社の予測値9,300万~8億元を大幅に下回った。営業利益率は0.048%にすぎない。なお、純利益は3億6,000万元で、営業外利益4億9,000万元が寄与した。8日付工商時報などが報じた。
第1四半期は、1月と2月は販売低迷で売上高が落ち込んだものの、3月は新旗艦機種「HTC One M9」の発売効果で前年同月比23%増の200億2,000万元に回復した。
今後の「M9」の販売見通しについて証券アナリストからは、販売ピーク期が予想よりも短くなるのではないかとの指摘が出ている。サムスン電子の新旗艦機種「ギャラクシーS6」が今月発売されること、および「M9」が搭載するクアルコムのスナップドラゴン810チップの過熱問題が報じられたことが懸念材料で、通信キャリアによる「M9」調達意欲にどの程度影響するかが、HTCの第2四半期業績を左右しそうだ。
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