ニュース 運輸 作成日:2008年2月21日_記事番号:T00005633
遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は20日、国泰世華銀行の手形で1,250万台湾元(約4,270万円)の不渡りが発生し、5日の台湾中油への燃料費支払い遅延による1億5,000万元、18日の大衆銀行の2,500万元と合わせ、これまでの不渡り総額は累計で1億8,750万元に達した。21日付自由時報などが報じた。
同社企画処の施建華協理は20日、大衆銀行の2,500万元はすでに処理済みで、その他の不渡り手形に関しても現在処理を進めているところだと説明した。またアンコール航空(カンボジア)からの7億元の売掛金回収についてもすでに両社で合意ができており、遠東航の運航には一切支障は起きないと強調した。
一連の問題に関連し、交通部の張国政民航局長は、3月5日までに同社が調達すべき資金の総額は6億9,000万元で、それまでに新たな出資者を見つける必要があると語り、現在民航局では毎日、遠東航に対して当日の収支報告を求め、正常に業務が維持できるかどうかを確認していることを明らかにした。
また、遠東航から今後離島路線と国際線に注力する方針という説明を受けたとした上で、「減便なら受け入れるが、台北~高雄線からの撤退は、立栄航空(ユニー航空)が撤退を決めた直後で影響が大きく、市場の反応を見なければならない」と語った。
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