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ASE、3年で1千億元投資計画【図】


ニュース 電子 作成日:2015年4月9日_記事番号:T00056332

ASE、3年で1千億元投資計画【図】

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)の張虔生董事長は8日、今後3年で台湾で1,000億台湾元(約3,900億円)を投資すると述べた。システム・イン・パッケージ(SiP)商機に向け、高雄工場の生産能力を倍増させることが目標だ。9日付経済日報が報じた。


張董事長(左)は8日、陳菊高雄市長(右)をASEの中水再利用システムに案内した(8日=中央社)

 同社はアップルの重要部品などのSiP封止を受注している。SiP封止は高度な技術で利潤が良い。同社が設立後31年で台湾に投資した1,800億元と比べ、今後3年で急速に巨額の資金を投じるのはSiP受注が相次いでいるためだ。

 張董事長は、SiP封止の分野で同社にほぼ敵なしと語った。また、SiP封止のビジネスはまだ始まったばかりだとも述べた。大手顧客の市場シェア拡大に伴い、同社の業績も業界平均以上に成長すると見込む。

 同社が8日発表した第1四半期の連結売上高は646億6,200万元で前期比15.6%減だったが、第1四半期としては過去最高。3月の連結売上高は前月比17.6%増、前年同月比12.4%増の223億2,500万元で、3月として過去最高だった。