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小琉球でごみ山積み、予算不足で本島に運べず


ニュース 社会 作成日:2015年4月10日_記事番号:T00056337

小琉球でごみ山積み、予算不足で本島に運べず

 屏東県の離島で観光地として知られる小琉球では、行政の予算不足で島内のごみを本島の焼却場に送ることができず、過去4カ月に出たごみ850トンが野積み状態で放置されている。10日付聯合報が伝えた。

 ごみ集積場は地元自治体が週1回消毒作業を行っているが、ひどい悪臭を放っている状況だ。

 小琉球には以前、行政院環境保護署(環保署)の補助で建設された小型のごみ焼却場があったが、焼却過程で有毒物質のダイオキシンが出たほか、運営コストがかさみ、2004年に稼働を停止。その後は台湾本島の屏東県崁頂郷にあるごみ焼却場に処理を依存してきた。

 しかし、観光客の増加でごみの量が増えるにつれ、本島への輸送費として計上した年間750万台湾元(約2,900万円)の予算では不足する状況となった。さらに、毎年1月に環保署の経費補助を受け取り、入札を実施するため、1~2月はごみの輸送がストップするという。

 地元自治体は環保署に補助を1,000万元に増額するよう要求し認められたため、近く入札を実施する意向で、本島へのごみ輸送は5月初めにも再開される見込みだ。