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東台精機、仏同業の買収完了


ニュース 機械 作成日:2015年4月10日_記事番号:T00056348

東台精機、仏同業の買収完了

 工作機械大手の東台精機(東台マシン&ツール)は9日、仏プジョー・シトロエングループ(PSA)の工作機械メーカー、PCI-Scemmの全株式を2億台湾元(約7億7,000万円)余りで取得したと発表した。同社初の海外企業買収だ。両社は今後、製品と技術の交流、アジア・欧州の販路共有などで補完効果を見込む。10日付工商時報が報じた。

 PCI-Scemmは、今月20日から北京で開催される工作機械見本市、中国国際機床展覧会(CIMT)に東台精機グループとして出展する予定だ。東台精機の販路を生かしてアジア市場シェア拡大を狙う。一方、東台精機は、PCI-Scemmの技術導入で新規顧客との提携の可能性が広がり、中国自動車市場でのサプライチェーン構築につながると期待している。

 PCI-Scemmの董事長、総経理には、東台精機の厳瑞雄董事長、黄英俊営運総部経理がそれぞれ就任した。PCI-Scemmは横型マシニングセンターなどが主力商品で、昨年の売上高は3,077万ユーロ(約40億円)。