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ASEの排水リサイクル施設、高雄工場の水需要9割満たす


ニュース 電子 作成日:2015年4月13日_記事番号:T00056385

ASEの排水リサイクル施設、高雄工場の水需要9割満たす

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)が高雄市の楠梓加工出口区(輸出加工区)に建設した全土最大規模の排水リサイクル施設は4月末にも第1期施設の正式稼働が予定されており、今後、同社高雄工場で必要とする水5万トンのうち9割に当たる4万トンをリサイクルで賄うことが可能になる見通しだ。中央社が12日伝えた。


陳菊高雄市長(左3)はASE高雄工場を視察し、企業の社会的責任(CSR)を評価し、市民に節水を呼び掛けた(高雄市リリースより)

 第1期施設は1月より試験運転が行われており、1日に1万9,000トンの排水を回収し、9,500トンの再利用が可能となっている。さらに2017年上半期に完成を予定する第2期施設が加われば、1日に4万トンの排水から2万トンを回収、再利用でき、年間700万トンの節水につながると見込まれる。高雄工場への水道供給がストップしても4日間は稼働を継続することができるという。なお、同施設に対する投資額は11億5,000万台湾元(約44億円)だ。