ニュース 商業・サービス 作成日:2015年4月15日_記事番号:T00056426
苗栗県政府衛生局は14日、紅茶飲料スタンドの「英国藍(イングランド・ストーナウェー)」で販売されている「アイスローズティー(玫瑰花瓣冰茶)」の原料である乾燥したバラの花びらから11種類の残留農薬が検出され、うち4種類の農薬の成分には台湾で使用が禁止されている殺虫剤DDT(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)が含まれていることが分かったと発表した。15日付蘋果日報が伝えた。
台北市の店舗では15日も通常通り購入者の姿がみられた(15日=YSN)
同局は先月の段階で県内の店舗3カ所で問題のアイスローズティーの販売を中止するよう求め、乾燥したバラの花びらを押収し、成分分析を進めていた。今月2日に明らかになった分析結果によると、農薬の残留濃度は0.41~1.47ppm(ppmは100万分の1の濃度)だった。
同局は台湾全土96店舗でアイスローズティーの販売を中止するよう求めるとともに、同ブランドを展開する斯托那威(イングランド・ストーナウェー・インターナショナル)の本社(台南市)から原料70キログラムを押収した。原料は台北市の貿易商社から購入したもので、追跡調査を進めている。
同局は女性消費者が3月初め、苗栗県内の店舗でアイスローズティーを購入し、飲んだところ、目まいを感じ、体に力が入らず、翌日同じ商品を購入して飲んでも同じ症状が出たとの通報を受け、調査を開始した。
乾燥したバラの花びらは、包装上の表示がドイツ産となっていたが、通関記録によると、イランから輸入されていた。
同店のアイスローズティーはMサイズ35台湾元(約130円)、Lサイズ40元。
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