ニュース 政治 作成日:2015年4月16日_記事番号:T00056444
野党民進党の蔡英文主席は15日、中央執行委員会での決定を受け、来年1月の台湾総統選への出馬を正式に宣言した。「自信を取り戻し、台湾を照らそう」と題した出馬宣言で、蔡主席は「全力でこの国を変えていこう」と呼び掛けた。
蔡主席は現時点で世論調査でリードはしているが、選挙戦が本格化するにつれ、中国との関係構築の課題が問われることになりそうだ(15日=中央社)
蔡主席は「2016年の台湾は再度の政権交代を必要としているのみならず、旧時代の統治方式は必ず変えなければならない」と訴えた。
蔡主席は台湾の成長動力が不足し、富の分配が不均衡となり、勤労者の賃金水準は15年前に逆戻りしたなどとし、「国民党は統計数字を美化することを好むが、市民の幸せが政府の政策実行を評価する最も確かな指標だ」と指摘した。
一方、最近焦点となっている中台関係をめぐる認識について、蔡主席は「両岸関係は国民党と共産党の関係ではなく、将来的にも民進党と共産党の関係ではない」と述べ、中台関係が「政党間交流」と化している現状に懸念を表明。また、民進党の中台関係をめぐる基本原則は「現状維持」だと改めて強調した。
さらに、中台間の協定を監督する「両岸協定監督条例」の制定を断固として推進する考えを示した。
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