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テレビ出荷成長が鈍化、AUO・イノラックスに打撃も【表】


ニュース 電子 作成日:2015年4月16日_記事番号:T00056464

テレビ出荷成長が鈍化、AUO・イノラックスに打撃も【表】

 市場調査会社、ディスプレイサーチは15日、2015年の液晶テレビの世界出荷台数は前年比5.4%増の2億3,500万台となり、前年の7.7%増から伸びが縮小すると予測した。米ドル高基調で新興市場の購買力が低下しているためで、来年は3%増と予測した。証券会社は、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)の大型パネル出荷に懸念を示した。16日付経済日報が報じた。

 ディスプレイサーチは、昨年は大型テレビへの買い替えで需要が意外と強かったが、今年は伸び悩むと指摘した。中でも東欧市場は通貨安の影響でテレビ需要が18%減少すると予測した。

 一方、今年の超高解像度4K2Kテレビ出荷台数は3,000万台で、前年の1.5倍以上と予測した。うち6割以上を50インチ以上が占める見通しだ。AUOとイノラックスは、4Kテレビ用パネルが出荷の主力で、特に50インチ以上は4Kテレビ用が最も多く、恩恵を受けそうだ。

 なお市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーが同日発表した3月の大型パネル出荷枚数は前月比17.3%増、前年同月比3.4%増の6,882万枚だった。中国の労働節(メーデー、5月1日)連休、国際テレビブランドの新製品向け需要でプラス成長に転じた。うちテレビ用パネル出荷枚数は2,351万枚で前月比20.6%増だった。