ニュース 電子 作成日:2015年4月16日_記事番号:T00056465
16日付工商時報によると、IC設計の威盛電子(VIAテクノロジーズ)が経営難を受け、傘下の携帯電話用チップメーカー、威睿電通(VIAテレコム)を5億米ドルでインテルに売却するとの観測が出ている。これについて威盛電子は15日、「市場のうわさにはコメントしない」と述べた。
威睿電通は世界で「CDMA2000」関連技術を保有する2社のうちの1社で、同技術を聯発科技(メディアテック)に授権。メディアテックは同技術を利用して今年、「WorldMode(ワールドモード)」モデム能力を備えた第4世代移動通信規格(4G)チップを発売している。
また威睿電通はサムスン電子や中国3大通信キャリアの1つ、中国電信(チャイナ・テレコム)とも提携関係にある。一方、インテルは、今年下半期に量産を開始するロー〜ミドルエンド・スマートフォン用SoC(システム・オン・チップ)「SoFIA」を、提携を結ぶ中国・清華紫光グループ傘下のIC設計大手、展訊通信(スプレッドトラム)と共同で展開する方針で、威睿電通の買収によりサムスンのサプライチェーン入りや、中国電信を通じた中国におけるシェア拡大を狙う可能性があるとされる。
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