ニュース 社会 作成日:2015年4月17日_記事番号:T00056468
このほど、ある女性が近所で飼われていた九官鳥を気に入り、出来心から盗んでしまったところ、その九官鳥から台湾語で「どうして連れ出したのか」と叱責(しっせき)され、罪を認めるという出来事があった。
台中市太平区に住む女性、潘蘭香さんは、3年ほど前、同じ寺院に通う先輩信徒から1羽の九官鳥を譲り受けた。彼女はこの鳥に「銭多多」と名付け、玄関前に置いた鳥籠に入れて飼っていた。
潘さんによると、銭多多は非常に賢く、彼女の姿を見ると「お姉さん、お姉さん」と呼び掛ける他、郵便配達員がやって来ると「郵便だよ、郵便だよ」と叫ぶなど数々の台湾語を話すことができるという。
今月14日、潘さんの家の前を近くに住む56歳の女性が通りかかったところ、自分に向かってしゃべりかける銭多多を見て「縁がある」と感じ、潘さんに「この鳥を譲ってほしい」と申し出た。しかし潘さんには銭多多を他人に譲る気はなく、この申し出を断ったところ、相手の女性は同日夕方、潘さんが留守にしている隙に銭多多を鳥籠ごと連れ去ってしまった。
しかし女性の家に着いた銭多多は、「どうして私を連れ出したのか」と詰問するように叫んだため彼女は怖くなり、その夜は一睡もできなかった。とはいえ、盗んだことが発覚するのを恐れて翌日も飼い主の元に返すことができず、後悔にさいなまれていたところ、ちょうど潘さんの通報を受けて警察が彼女の家を訪問したため、あっさりと犯行を認めた。
犯人の女性から謝罪を受けた潘さんは「この子が好きなあまり出来心を起こしたのだろう」と述べ、彼女を許してやってほしいと語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722