朱立倫国民党主席（新北市長）は18日、来年１月の総統選の公認候補者を決定する党内予備選挙の立候補の届け出用紙配布と推薦の署名を締め切る５月16日以降に、皆に完全な報告を行うと述べた。朱主席は今月17日にも不出馬を明言したものの出馬が取り沙汰されており、「同じ話を何度も繰り返したくない」と漏らしていた。19日付聯合報などが報じた。
朱主席は総統選の出馬について「昨年から私の姿勢は変わっていない」と語った（18日＝中央社）
朱主席は、党の計画、中間プロセスから、世間が関心を持っていることまで、全てまとめて報告すると語った。
国民党はきょう20日から５月16日まで党内予備選挙の立候補の届け出用紙配布と推薦の署名を受け付け、５月17〜18日に候補者を指名する。ある国民党幹部は、朱主席の意図は不明だと話した。
一方、王金平立法院長は18日、中国医薬大学の名誉博士号授与式典のあいさつで、「上医医国（優れた医者は国の乱れも正す）が政治理念だ」と述べた。総統選立候補に含みを持たせた発言を再び行った格好で、王立法院長の出馬は決定的との見方が出ている。
