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胃薬の無許可成分使用、新たに19社で判明


ニュース 医薬 作成日:2015年4月20日_記事番号:T00056512

胃薬の無許可成分使用、新たに19社で判明

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は18日、市販の胃薬の主成分に許可未取得の原材料が使用されているのが相次いで明るみになった問題で、新たに19社の23種類の製品に炭酸カルシウムまたは炭酸マグネシウムが主成分として使用されていたことが判明したと発表した。19日付蘋果日報が伝えた。

 新たに判明したのは、新万仁化学製薬の「金十字酵素胃腸薬」顆粒、五洲製薬(U.C.ファーマ)の「鉄胃胃腸薬」顆粒、台湾田辺製薬の「胃腸薬錠」など。使用されていたのはいずれも食品用原料の炭酸カルシウムまたは炭酸マグネシウムで、医薬品への使用は規定違反だった。

 医薬品の主成分は製造工程書などを提出し、原料薬許可証を取得する必要があるが、いずれも許可を取得していなかった。

 TFDAが先に問題を指摘した13社、23種類と合わせると、台湾で市販されている胃薬のうちシェアベースで3割以上に問題が発覚したことになる。

 TFDAは問題の胃薬を22日までに全て店頭から撤去するよう命じた。