ニュース 金融 作成日:2015年4月21日_記事番号:T00056533
格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・インベスターズ・サービスは20日、台湾銀行業に関する最新報告を発表し、金融監督管理委員会(金管会)が先ごろ、台湾の銀行の対中リスクエクスポージャーに対する貸倒準備金率をこれまでの1%から今年末までに1.5%に引き上げるよう求めたことについて、銀行業界全体で96億台湾元(約370億円)の積み増しが必要になるとの試算を明らかにした。21日付聯合報が報じた。
銀行別では、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)の11億元が最高で、以下、中国信託商業銀行(CTBCバンク)が8億元、台湾富邦銀行が7億元などとなっている。
一方、対中融資のリスク管理に関連し、合作金庫商業銀行はこのほど、特に警戒が必要な融資先業種として、▽エネルギー消費量が多い産業▽生産能力が過剰な産業▽環境汚染を引き起こす産業▽海外市場で代替性が高い産業▽産業チェーンがぜい弱な産業──の5業種を挙げ、できるだけ新規融資を避ける方針を固めた。
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