ニュース 建設 作成日:2015年4月21日_記事番号:T00056539
不動産仲介大手、有巣氏房屋の統計によると、台北市の松山たばこ工場跡地で建設中の台北文化体育園区(通称・台北ドーム)周辺で、今年第1四半期価格の住宅価格が1坪当たり88万台湾元(約340万円)へと一転下落した。2013年は90万1,000元、14年は91万2,000元だった。21日付経済日報が報じた。
同社は、ドームやアリーナ周辺はイベント開催時しか人出が多くないものの、商圏が発達すれば、住宅価格が押し上げられると指摘した。しかし、台北ドームは遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)の建設工事をめぐり、周辺の樹木移転に反対する環境保護団体と衝突が発生したり、台北市政府が安全性への疑念から改善を迫るなど、完成のめどが立っていないことが価格低下の要因と分析した。
統計によると、台北小巨蛋(台北アリーナ)、建設予定の台中巨蛋(台中アリーナ)、高雄巨蛋(高雄アリーナ)の周辺住宅価格は過去2年でそれぞれ3.1%、6%、12.3%上昇している。
一方、永慶房屋仲介によると、台北ドーム周辺の店舗物件の賃料は大通りの忠孝東路4段や光復南路で1坪6,000〜1万元、脇道で3,000〜6,000元に上る。同社は、台北都市交通システム(MRT)国父紀念館駅や、百貨店が立ち並ぶ信義計画区に近く、人が集まりやすいと立地の良さを指摘した。
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