ニュース 電子 作成日:2015年4月21日_記事番号:T00056543
世界の通信キャリアが近距離無線通信(NFC)技術の応用に注力し、アップルが決済サービス「Apple Pay」の市場拡大を狙う中、台湾メーカーも既にNFC対応スマートフォンやNFCカード、読み取り機を開発。アンテナやICなど周辺部品メーカーも相次いで同分野に参入しており、関連サプライチェーンの成熟が進んでいる。しかし業界関係者は、台湾では通信キャリアと金融業者の間で考え方に隔たりがある他、政府の対策が不十分なことからモバイル決済環境の構築が遅れており、サプライチェーンは「実地訓練」を行う機会を欠いていると警告している。21日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、台湾において現時点で端末メーカーの宏達国際電子(HTC)、華碩電脳(ASUS)がNFC技術の応用に積極姿勢を見せている他、IC設計大手の聯発科技(メディアテック)も自社のNFCチップをモバイルチッププラットフォームと組み合わせて出荷したい考えとされる。
また松翰科技(ソニックス・テクノロジー)などマイクロコントローラー(MCU)メーカーの多くも積極的にNFCチップを発売しており、スマートタグ、スマートハウス、モノのインターネット(IoT)といった分野で商機獲得を狙っている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722