ニュース 政治 作成日:2015年4月22日_記事番号:T00056553
国民党の朱立倫主席(新北市長)が5月4日に北京で中国の習近平国家主席(共産党総書記)と会談し、「1992年の共通認識(92共識)」を越える新たな中台交流の枠組みを提起すると伝えられている。22日付中国時報などが報じた。
朱主席。提起する新たな枠組みが台湾住民の期待を裏切れば、墓穴を掘るとの声もある(中央社)
関係者によると、中国側は朱主席が92共識を支持する姿勢を確認できたため、5月3日に上海で開催する「第10回国共フォーラム」の翌日に、人民大会堂で両者が会談することが決まったようだ。
事情に詳しい人物によると、朱主席は習主席との会談で、92共識を堅持する国民党の立場を再表明するだけでなく、過去10年にわたる両党と中台の交流を見直した上で、より高度な政策的枠組みの方向を示すとみられる。
92共識は国民党にとって安定した対中関係の柱だが、中台情勢が大きく変わってきていることを受け、従来の枠組みを拡大する必要に迫られているようだ。政治面か経済面での拡大かは不明だが、来年1月に総統選、立法委員選を控える中、政治面での敏感な問題は避けると予想されている。
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