ニュース 社会 作成日:2015年4月23日_記事番号:T00056580
モデルやタレントとして活躍していた楊又頴さん(23、女性)が21日、台中市の自宅でヘリウムガスの吸引によって自殺した。彼女が書き残した遺書にはインターネット上での中傷に悩んでいたことが記されており、多くのファンが「これはキーボードによる殺人だ」と憤りの声を上げている。
生前の楊さん。中傷コメントは同一人物によるものとみられ、法的責任を負うべきとの声も上がっている(22日=中央社)
行政院農業委員会(農委会)の彭作奎・元主任委員を父に持つ楊さんは、婦人服のインターネット通販大手、東京著衣国際(トウキョウ・ファッション)などでモデルを務めたことで人気となり、その後テレビ番組や映画などにも出演していた。
そんな彼女に対し、昨年11月からフェイスブック(FB)のコミュニティーページ「靠北部落客」で匿名のユーザーが大量の中傷コメントを書き込むようになった。今年1月までに投稿された中傷コメントは65件にも上り、その内容は「ぶりっ子」「偽善者」「他人の恋人を奪った」などというものだった。
これに気付いた楊さんは今月9日、同ページに「こんなことを言われて生きていたくない」などと悲痛なコメントを残していた。
これを心配したファンから慰めのコメントを受け、「ありがとう」と返答した彼女だったが、その後も気持ちが晴れることはなかったようで、21日に自室に鍵を掛けたまま出てこない楊さんを心配した家族が業者に頼んで中に入ったところ、ベッドに横たわった彼女は既に息絶えていた。
彼女の死を受けて多くのファンから「靠北部落客」に「匿名でいじめのようなことを続ければ必ず報いを受ける」「こんなページは閉鎖しろ」といった批判コメントが殺到した。このため同ページの管理人は「今後は記事に対する審査を強化する」と表明した後、ページを閉鎖した。
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