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高雄市の給水制限、5月初旬に第3段階へ引き上げか


ニュース 公益 作成日:2015年4月23日_記事番号:T00056586

高雄市の給水制限、5月初旬に第3段階へ引き上げか

 経済部の干害中央災害対策センターは24日に会議を開き、高雄市で実施中の第2段階給水制限を第3段階(時間指定断水)に引き上げるか否かを決定する。高雄エリアに生活用水を供給する高屏渓で水量が減少しており、早ければ5月初めにも第3段階の給水制限措置で週に2日供給を停止する可能性がある。同市で第3段階の給水制限が実施されれば初のケースとなり、100万世帯に影響が及ぶ見通しだ。中央社が22日伝えた。

 高雄地区の1日当たり用水量は160万トンに上るが、高屏渓の流量は22日午前7時時点で8.3立方メートル毎秒(cms)まで低下しており、1日に供給可能な水量は約70万トンにすぎない。

 高雄市および台南市は4月15日から第2段階の給水制限で、工業用大口使用者に対する給水カット率を従来の7.5%から10%に引き上げている。第3段階に引き上げられた場合、企業経営に深刻な打撃をもたらすとの懸念が出ている。これに対し経済部関係者は、高雄市の工業区の多くは高屏渓ではなく、鳳山ダムから給水されており、10%のカット率のままとなる可能性が高いとの見方を示した。