ニュース 運輸 作成日:2015年4月23日_記事番号:T00056587
今年末の開業を目指し急ピッチで工事が進められている台湾桃園国際機場聯外捷運系統(桃園国際空港MRT)について23日付自由時報は、▽電力ケーブルが焼け焦げて電力供給が止まる▽運行を管理するメーンサーバーの通信が遮断される▽レールをつなぐ接着剤の期限切れ▽2,517回におよぶ電気系統の異常──など、問題が続出していると指摘した。立法委員からは、これらの問題は列車の衝突や脱線など重大な事故につながりかねないとして、「年末の開通など夢物語だ」と厳しく批判した。
桃園空港MRTの報告によると今年3月、電力ケーブルの接続点が施工不良により焼けたことで電力供給が止まり、列車がストップする事態が発生。その後、調査を進めたところ、少なくとも4カ所、ケーブル16本に同様の問題が発見された。
また、メーンサーバーがオフラインとなったことでネットワークが遮断され、運行管理センターのスクリーン上から全ての列車が消えるという事態が12回も発生していたことが明らかとなった。この他、ブレーキが利かず列車が滑るという異常が16回にわたり発生しており、最長で1.1キロメートルもオーバランしたことが分かっている。
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