ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台滬通構想、金管会が慎重姿勢


ニュース 金融 作成日:2015年4月23日_記事番号:T00056588

台滬通構想、金管会が慎重姿勢

 中国証券監督管理委員会(証監会)の姜洋副主席が台湾と上海による株式相互取引(台滬通)実現構想を示したことについて、台湾行政院金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員は22日、「資本市場の国際化は現在重要なトレンドだが、台滬通は多くの問題に関わるため、詳細な研究と台湾の市民の共通認識がなければ推進できない」と慎重な姿勢を示した。23日付工商時報が伝えた。

 その上で、曽主任委員は「中台の株式市場による協力は近い場所から遠い場所、簡単なものから複雑なものへと進めることが原則だ」と述べた。

 曽主任委員は「中台の株式市場は相互取引を急ぐ必要は必ずしもない。まずは(ファンドへの)指数の使用権付与、専門知識の共有、交流強化から始めればよいのではないか」と話した。