ロトくじ（数字選択式宝くじ）「威力彩」は29回連続で１等当せんが出ず賞金額が過去最高の30億300万台湾元（約116億円）に膨れ上がっていたが、23日台中市霧峰区の売り場から当せん１口が出た。24日付蘋果日報が報じた。
金銭櫃では爆竹を鳴らして30億元当せんを祝った（２３日＝中央社）
当せん者は税金２割を引いた後、24億元を受領できる。台湾サラリーパーソンの毎月の平均経常性給与（基本給や固定手当など。賞与などは含まない）３万8,208元で計算すると5,234年分で、全額を台湾銀行の定期預金に預けた場合、年間の利息が1,320万元、毎月110万元を得られる計算だ。また、台湾の最高級住宅として知られる台北市の「宏盛帝宝」ならば４戸を購入できる。
１等が出た売り場「金銭櫃」の経営者、簡瓊珠さんは、今回は付近の住民の他、通りがかりついでにくじを買った客も多く、誰が当たったかは分からないと語った。一昨日、突然つばめが店の前を飛んだのを見て、１等が出るのではないかと予感がしたという。
