ニュース 商業・サービス 作成日:2015年4月24日_記事番号:T00056617
紅茶飲料スタンドチェーン、「英国藍(イングランド・ストーナウェー)」が原料としている茶葉からの残留農薬検出が大きな注目を集める中、台中市衛生局は23日、同業大手チェーン、50嵐や喫茶小舗(ティーショップ)の茶飲料から基準を上回る農薬が検出されたと発表し、関連商品の販売停止を求めた。24日付蘋果日報が報じた。
台中市衛生局によると、今回の検査で残量農薬が検出されたのは▽50嵐・大里大明店の「四季春茶」▽広福鑫茶業(中清東路)の鉄観音茶▽Atea・向心店の紅茶▽喫茶小舗(ティーショップ)創業店のアッサムティー──。
農薬検出を受けて50嵐は四季春茶の販売を停止、23日に同商品を購入した消費者がレシートを持参すれば返金すると表明した。22日以前の購入分の返金、賠償方法については詳しい検査結果が明らかになった後に公表すると説明した。一方、同社幹部は「茶葉の購入先に対し台湾SGS(台湾検験科技)の検査証明の提出を求めている」と強調し、衛生局に事態の究明を求めた。
なお飲料スタンドの茶葉や商品から農薬検出が相次いだことを受け、衛生福利部(衛福部)の許銘能次長は23日、ベトナム、スリランカ、インド、中国から輸入された茶葉に対し、即日より少なくとも半年間は全箱検査を義務付けると表明。その他の国・地域からの輸入については3回連続で全箱検査に合格した後、抜き取り方式への移行を認める。
また飲料スタンドで販売される商品に対し、商品カップまたはレシートに原料の産地、成分などの表示を義務付けることも検討している。
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